東京都中野区で『JUMP教室』を26年運営後、埼玉県川越市にて『寺子屋ゆいえん』として再始動。当初は、小学校・中学校・高校などで不適応で悩んでいる生徒たちの「学習支援」や「心の支援」を意図して設立。同時に、通常に学校に通えている生徒たちも受け入れ、個人&個別指導にて支援対象の枠を広げる。

その中で、通常に学校生活を送っていると思われる生徒たちの多くも、実は種々の不安やストレスを抱えており、顕在化していないだけで不適応を起こしている生徒たちと紙一重であることを知る。

ここから「家庭の在り方」「生活の在り方」など生徒たちの背景も問うようになり、さらにそれを支える社会システムに思いを巡らせ、それが私たちの生きている環境とどのような相互作用を引き起こしているのかに思い至る。

現在は

＜１＞

生徒たちの学力向上にはコミュニケーション力の向上が必要である。

＜２＞

コミュニケーション力の向上は、日々の生活の質で培われる。

＜３＞

生徒の学力は、居場所である家庭力の一つの表れと捉え、家庭力充実が生徒の学び・成長への有効な援助となる。

＜４＞

生活の場を共に創る工夫は多くの恵みをもたらす。

との思いから、

学習支援や進路・教育相談はもちろん、環境・食・健康・生活といった観点から、里山活動、無施肥・無農薬での米や農作物の自給、安心安全な加工食品の手作り、及びさまざまな生活の知恵の共有など、生徒や保護者にも関わって貰いながら、日々の身近な幸せに気付きを得られるように活動の輪を広げている。